オールデン オールソール〜ハインリッヒディンケラッカー風〜

サブリナシューシャイン四谷工房からりんです!
今回はオールデンのレースブーツをご紹介します。

こちらは旧ロゴ時代のオールデン。ライニングの印字が消えているため製造年がわかりませんが、なんとなく80年代後期くらいでしょうかね?詳細知ってる方いらっしゃったらご教授頂きたいです。

もしあなたが飛行機に乗っていて、CAさんが
「お客様の中でヴィンテージ米靴に詳しい方はいらっしゃいませんか⁉︎」
なんてアナウンスしてきたら、それはきっと私が苦しんでいる時でしょう。
「うぅ……知りたいよぉ……(´Д` )ガクっ」

閑話休題。
もともとボブソール仕様でしたが、ガラッと雰囲気を変えレザーのダブルソールにしてトライアンフスチールを取り付けました。
リウェルトをしてからトライアンフ分を掘り込み、底縫いをかけるためのドブ起こしをします。

その後ヒドゥンチャネルの上から化粧釘を打ちウィールをかけます。
なんて説明しなくても一目見ればわかりますね。そうです。ハインリッヒディンケラッカー風です。

靴作りの聖地・ハンガリーはブタペストの老舗シューメーカーであるディンケラッカーの底面を模しました。
さらにトップリフトもレザーとトライアンフスチールの仕様でかなりヘヴィな雰囲気となっています。

ツルツルしたタイル張りの床ではとても滑りますので実用する場合は路面状況を考慮する必要があります。
石畳やアスファルトなら問題ないでしょう。
ただ踵のコテかけは昔のアレンエドモンズ風です。私の趣味をつめこんでます笑

こちらは修理サンプルですので、実物をご覧になりたい方は四谷店までどうぞお気軽にお越しください!

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靴修理について、ケアについて、職人が綴ります。

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