レッドウイングアイリッシュセッター 半円犬タグ後期 オールソール修理

こんばんは!サブリナシューシャインりんです!
今回はワークブーツの定番レッドウイングアイリッシュセッター。
しかも20年以上前に購入されたという半円犬タグのもの。

『半円犬タグ』……80年代後半から90年代半ばまでのモデルに使用されたタグのことです。
タグ下部にRWネームが入っていないので、今回は半円犬タグの中でも後期のものですね。

RWに限らず、多くの革靴メーカーはその歴史の中でタグやロゴのフォントが変わることがままあり、
その変遷を辿ることで、どれくらいの年代に製造されたものかを推測することができます。
そうやってヴィンテージシューズを愛好、蒐集している靴好きも少なくありません。
そりゃ古ければいいというわけではありませんが、現行にはない魅力があるのは確か。
ディテールやデザインの差は当然として、やはり違いが見て取れるのは革質です。
現代における環境規制のために従来の鞣し方が使えなかったり、旧き良きタンナーが相次いで廃業したり、
時代の流れと共に良質な革が流通しにくくなっています。
しかし、その中でわずかに残ったヴィンテージ革靴は、状態の良し悪しあれどすべからく雰囲気溢れるエイジングを魅せます。
自分より年上のクラシカルな革靴で21世紀の準未来都市を闊歩する。
そんなライフスタイルもオツなもんではありませんか?

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靴修理について、ケアについて、職人が綴ります。

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